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2015-02-27 02:01    二つ折り財布 メンズ
「奥さんなら、あるいは何か知ってらっしゃるんじゃないかと思いまして……」 「あら、どうして?」 「これも日記に書いてあったんですが、奥さんは今年の三月七日の夜に、女房を食事によんでくださったでしょう?」  伊奈は相手の眼を見すえるようにして言った。中迫景子は伊奈の視線をはずしはしなかった。彼女は一呼吸の間をおいてから、いくらか高い声で言った。 「あたしが直子さんをお食事に?」 「まちがいじゃないと思いますが……」 「そんなことがあったかしらねえ。なにせ五ヵ月も前のことだから、よく覚えてないけど、あなたの日記にそう書いてあるのなら、そうだったんでしょうね」 「ぼくは女房からその夜聞いて、そのとおりに日記に書いたんですから……」 「三月のはじめごろ、直子さんをお誘いしたような気もするわ、言われてみると」 「そのとき、何か変ったことはなかったでしょうか?」 「わたしはお食事にお誘いして、その後でお別れしただけですよ。その間には別に変ったことなんて……」 「ぼくにはどうも、三月七日を境にして女房のようすが変ったと思えてならないんです。たとえばその夜、女房がある特別な人に会ったとか」 「ある特別な人って、たとえば?」 「つまり、女房にとって、思いがけない人とか、忘れることのできなくなるような人とか、ショックを受けるような人とか……」  伊奈は言った。下手な質問であることは承知の上だった。狙いは何かを訊き出すことよりも、敵に通じているかどうかの判らない中迫景子をゆさぶってみることにあるのだ。 「それ、たとえば直子さんが好きになってしまうような男の人、という意味でおっしゃってるんですか?」 「そういう男でもいいし、あるいは、そうですね。双生児でもいいですよ」  伊奈は思いきって言った。